夜尿症に関しては、8歳ぐらいからを治療対象としていますが、発達過程で治癒する可能性も高いです。
当院では、夜尿アラーム療法を第一選択としています。この治療が無効である場合、抗利尿ホルモン投与を第2選択としています。抗コリン剤、三環系抗うつ剤も使用しますが、長期にわたる使用は控えています。また、EMS(電気的筋肉刺激、Electrical Muscle Stimulation)も、行う場合があります。この治療は、まだ論文数も少なく、実験的なところもありますが、膀胱容量を大きくし夜尿を改善する可能性があります。副作用がほとんどないことも利点です。
以上の治療を組み合わせ治療していますが、基本的には、なるべく薬物に頼らずに改善することを目指しています。お困りの方はお気軽にご相談ください。下記に日本夜尿症学会のガイドラインのHPをリンクしておきますので、参考にしてください。
日本夜尿症学会ガイドライン http://www.jsen.jp/guideline/